Windows11でウィジェットを殺す方法

2021/11/18

PC TIPS Windows Windows11 ニュース

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古くはWindows VistaやWindows 7の頃に存在していた、ニュース情報を表示するウィジェット機能ですが、不評で廃止されたはずだというのに、Windows 11で復活してしまいました。

天気やニュースを確認したければ、その都度Webを開けば良いだけの話であり、スタートメニューの隣に設置されている必要はまったくありません。PCを開くのは、PCで作業をする為であり、ニュース見出しを強制的に見させられる機能は不要だと個人的には思います。

更に言えば、興味が無く、読みもしないニュースのトラフィックで、自分のPCのリソースを浪費されるのも気分が悪い……

そんなわけでこの記事では、そんなウィジェット機能の非表示方法を幾つかご紹介します。

尚、著者が動作確認した環境は下記の通りです。

エディション Windows 11 Pro
バージョン 21H2
インストール日 ‎2021/‎11/‎17
OS ビルド 22000.318
エクスペリエンス Windows 機能エクスペリエンス パック 1000.22000.318.0

1.タスクバーのウィジェットを表示にする方法(設定を使用)

まずは、タスクバーを右クリックして、「タスクバーの設定」を表示します。そのまま「タスクバーの設定」をクリックして、設定を起動します。

個人用設定>タスクバーの画面が開きます。

「タスクバー項目」中の上から3番目、「ウィジェット」を「オフ」に変更することで、タスクバーから表示を消すことが出来ます。

ただし、この設定は、「タスクバー上で非表示にする」だけで、ウィジェット機能自体を即停止するものではありません。OSショートカットキーの、Winキー+Wキーを押下してみて下さい。再度、ウィジェット画面が表示されたと思います。

 

2.タスクバーのウィジェットを表示にする方法(グループポリシーを使用)

(2024/07/30 追記) Windows11 23H2で確認したところ、現在はこのグループポリシーが存在しないようです。古いWindows11でのみ、この項の方法は有効です。

グループポリシーを使用することで、前項の設定と同様のことが実現可能です。

gpeditを開きます。起動方法は慣れた手順で良いですが、よくわからない場合は、スタートメニューから「gpedit」と記入すれば、「グループポリシーの編集」というアプリが表示されますので、それを起動すればOKです。

画面左ペインから、[ローカルコンピュータポリシー]->[コンピュータの構成]->[管理用テンプレート]->[Windowsコンポーネント]->[Widget]を開きます。そのまま、[Allow Widget]を選択します。

Allow widgetの構成を「無効」に設定します。

この方法で非表示にした場合、それ以降、1項で紹介した設定画面からは、ウィジェットの表示非表示のトグルボタンを操作することが出来なくなる点に注意して下さい。

尚、グループポリシーエディタは、画面を閉じたタイミングで設定保存がされます。設定を終えたら必ずウィンドウ右上のXボタンで閉じて終了してください。

前項の手順と同様に、この設定直後はまだ、ウィジェットは活性化している状態です。OSショートカットキーの、Winキー+Wキーを押下すると、まだウィジェットは表示されると思います。OS再起動後に再度Win+Wキーを試してみて下さい。今度はウィジェットが表示されないはずです。

この他に、レジストリを操作して非表示にする方法もあるのですが、OSのリビジョンによって、操作するキーが変わるようなので、ここでは紹介しません。

3.タスクバーのウィジェットを非表示にする方法(Windows Web Experience Packをアンインストール)

Windows Web Experience Packをアンインストールすることで、ウィジェットを無効化する方法を紹介します。

Windows Web Experience Packをアンインストールすることで、Windows11自体の動作に問題が発生する可能性があるので、実施するか否かの判断は、自己責任でお願いします。

スタートメニューを右クリックして、メニューを開き、「Windowsターミナル(管理者)」を選択します。

PowerShellのウィンドウが開いてしまった場合は、ウィンドウ上部のレを左クリックして、メニューから「コマンドプロンプト」を選択して、コマンドプロンプトタブを開いて下さい。

下記コマンドを入力して下さい。

winget uninstall "windows web experience pack"

同意確認のダイアログが表示されるので、覚悟が出来たら、「Y」を押下します。

正常にアンインストールされました。と表示されたら成功です。

Winキー+Wキーを再度押下してみて下さい。もうウィジェットは表示されません。

4.ウィジェットを再インストールする方法

自分から一度、別れを告げた相手に戻ってきてもらうのは恥ずかしいものです。

しかし人間に心変わりはつきものであり、しかも今回の相手はWindows 11です。気に病む必要はありません。三指立てて、あのニュース画面に帰ってきてもらいましょう。

ChromeやEdge等のブラウザから下記URLを開きます。

https://www.microsoft.com/store/productId/9MSSGKG348SP

URLは海外版のProdictIDなので、「日本語に移動」を選択します。

入手を選択して下さい。

MicrosoftStoreアプリが起動すると思うので、あとはそこからインストールすれば完了です。もし、グループポリシーで無効化している場合は、その設定もそのまま残っているので、そちらも戻してあげて下さい。

 

余談

以下余談ですが、それにしてもこのウィジェット。

パーソナライズ設定の粒度が荒く、普段使いするにはあまりにも機能不足です。パーソナライズ設定でブロックしたSPAM同然のニュースサイトでも、平然と最新記事の欄に記事ヘッダを表示してきたりと、正直、使い物にならない品質だと個人的には思います。

ニュースの読み込みを遮断する、という視点からだと、msedgewebview2.exeの通信しているIPを片っ端からFW等でブロックする、という脳筋的な対処法も一瞬考えましたが、手間と見合わない(denyするIPの情報を常に保守しないといけない)ので、そちらでの対応は諦めました。

この些細な記事が、困っている誰かのお役にたてば良いのですが。

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自己紹介

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カレー好きなおっさんです。いい年してるので、ほんのりやさぐれています。

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