Windows11のファイル拡張子の関連付けを変更する方法

2024/04/09

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Windows11のファイル拡張子の関連付けを変更する方法

Windows11で、ファイル拡張子のアプリ関連付けを変更する方法を各種紹介します。

Windowsには古来から、ファイルの拡張子に、アプリケーションを紐付けることで、エクスプローラ等からダブルクリック等した際に、指定のアプリケーションから開く方法があります。

それらの設定変更はWindow10からWindows11になった際に、少しGUIが変更されており、 私的に少し混乱したので、以下にやり方を整理しました。もし良かったら参考にして下さい。

この記事は、以下のWindows11のバージョンで確認をしています。
エディション Windows 11 Pro
バージョン 22H2
OS ビルド 19045.4046
Windows Feature Experience Pack 1000.19053.1000.0

※1)尚、Microsoftはプレビューパッチ(KB5011563)にて、規定のWebブラウザーの設定機能の更新を事前公開していて、将来的にこの設定画面は変更される可能性があります。
具体的な影響としては、*.htm,*,htmlなどとの拡張子との紐付けが別メニューとして提供される様です。
本件詳しくはここでは触れませんので、興味のある方は、redditでされている報告の方を参照して下さい。

※2)2024/04追記) Microsoftは、2024年2月のWindows更新プログラムで、 Windows 10とWindows 11のデフォルトブラウザの設定を変更できないようにするドライバ「UserChoice Protection Driver(UCPD.sys)」を導入しています。

詳しい解説は省略しますが、 このドライバを無効にすることで、規定のブラウザの変更が可能になります。

New-ItemProperty -Path "HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\UCPD" -Name "Start" -Value 4 -PropertyType DWORD -Force

無効化しても、ログイン時にタスクスケジューラのMicrosoft->Windows->AppxDeploym,entClient->UCPD Velocity というタスクで自動的にドライバーが復活します。このタスクも無効化するか削除しましょう。

エクスプローラ等から任意のファイルを選んで、規定のアプリを設定する方法

任意のファイルから、そのファイルの拡張子に紐付けるアプリを設定する方法を説明します。

デスクトップやエクスプローラ画面から、任意のファイルを右クリックし、コンテキストメニューを開きます。 「プログラムから開く」を左クリックすると、更にサブメニューが開くので、そこから「別のプログラムを選択」を左クリックします。

アプリ一覧のダイアログ画面が開きます。

ファイルの拡張子に、紐付けを行いたいアプリを選択し、画面下部の「常にこのアプリを使って、.***ファイルを開く」のチェックボックスをONにします。

最後にOKボタンを押下して決定します。

アプリの一覧中に、紐付けたいアプリが無い場合は、「このPCで別のアプリを探す」を選択して、任意の実行可能ファイル(*.exeファイル等)を指定してください。

スタートメニューに登録されていないアプリケーション等も、この方法で紐付けることが出来ます。

ファイル拡張子とアプリの紐付けが完了すると、そのファイルのアイコンがアプリのものに変更されたのが確認できると思います。

エクスプローラ等から任意のファイルを選んで、規定のアプリを変更する方法

任意のファイルから、そのファイル拡張子に紐付けるアプリを設定する方法を説明します。 この手順はWindows10でも同じ手順です。

デスクトップやエクスプローラ画面から、任意のファイルを右クリックし、コンテキストメニューを開きます。

「プロパティ」を左クリックすると、プロパティ画面が開きます。

ファイルのプロパティダイアログ画面が開くので、「変更」ボタンを押下すると、前項で解説したアプリ選択画面が開きます。そこからは、同じ要領で紐付けるアプリの変更が可能です。

ファイルの拡張子から、既定のアプリを変更する方法

ファイルの拡張子から、紐付ける規定のアプリを変更する方法を説明します。

スタートメニューを開きます。Winキーを押下しても良いですし、タスクバー上のボタンを押下しても良いです。 スタートメニューから「設定」を選択します。

または、タスクバーのスタートボタンを、右クリックするとメニューが開くので、「設定」を選んでも、設定画面を開くことが出来ます。

Windowsの設定画面が開きます。

左ペインから「アプリ」を選択することで、右ペインに「アプリ」画面が開きます。

表示された右ペインから「規定のアプリ」を選択します。

規定のアプリ画面が開きます。

画面上部の「ファイルの種類またはリンクの種類の既定値を設定する」下のテキストボックスに、紐付けをしたい拡張子を「.*」の形式で入力します。

※下記例では、「*.hugo」と入力していますが、紐付いたアプリは現在無いので、表示されていません。紐付いたアプリがある場合、下部にアプリが表示されます。

下部の「+ 規定を選ぶ」を選択します。

紐付けを行うアプリの選択ダイアログ画面が開きます。

候補があればダイアログ内に一覧として列挙されますが、今回は「.hugo」という無意味な文字列を拡張子として入力しているので、候補となる対象のアプリが列挙されていません。

この拡張子にアプリを紐付けるには、「その他のアプリ」を選択します。

インストールされているアプリ一覧が開きます。

もしこのアプリの一覧中に、紐付けたいアプリが無い場合は、「このPCで別のアプリを探す」を選択して、任意の実行可能ファイル(*.exeファイル等)を指定してください。

スタートメニューに登録されていないアプリケーション等も、この方法で紐付けることが出来ます。

下記の例では、「メモ帳」を選択してみました。

拡張子「.hogo」に、紐付いたアプリが表示されていることがわかると思います。

アプリ名から、紐づけられている拡張子を変更する方法

アプリ名から、紐付ける規定のアプリを変更する方法を説明します。

※ちなみに、アプリ名から検索して、拡張子を紐付ける方法はありません。上記の「エクスプローラ等から任意のファイルを選んで、規定のアプリを変更する方法」か、「ファイルの拡張子から、既定のアプリを変更する方法」を使用して紐付けを行ってください。

前項と同様の手順で、「規定のアプリ」の画面を開きます。

右ペイン中央部の、「アプリケーションの規定値を設定する」下にある「アプリの検索」と表示されているテキストボックスに、アプリ名を入力します。

下記の例では、「word」と入力してみました。

インストールされているアプリ「Word」が検索されたことがわかります。

下記の例のアプリ「Word」に紐付ける拡張子を指定するには、アプリ「Word」と表示されている箇所を選択します。

現在、アプリ「Word」に紐付けられている拡張子の一覧が表示されます。

一覧から任意の拡張子を選択することで、前項で説明したアプリの一覧画面が開くので、そこからその拡張子に紐付けるアプリを変更することが可能です。

規定のアプリをリセットする方法

最後に拡張子に紐付いたアプリの設定を、リセットする方法も説明しておきます。

※ちなみに、アプリ名から検索して、拡張子を紐付ける方法はありません。上記の「エクスプローラ等から任意のファイルを選んで、規定のアプリを変更する方法」か、「ファイルの拡張子から、既定のアプリを変更する方法」を使用して紐付けを行ってください。

前項と同様の手順で、「規定のアプリ」の画面を開きます。

右ペイン中央部の、「アプリケーションの規定値を設定する」下にある「アプリの検索」と表示されているテキストボックスに、インストールしていないアプリ名、若しくはスペースを連続して2回入力します。

そうすると、下部に「何も見つかりませんでした。検索条件を見直してください。」というメッセージが表示され、更にその下に「すべての規定のアプリをリセットする」というラベルと、横に「リセット」ボタンが表示されます。

表示されたリセットボタンを押下することで、確認のダイアログが開くのでそこから「OK」ボタンを押下することで、拡張子に紐付いたアプリの設定内容が、Windows11の既定値で上書きされます。

※この操作は、拡張子に紐付いたアプリ設定が「クリア」されるのではない点に注意して下さい。あくまでOSインストール直後の設定値に戻るだけです。

レジストリエディタを使い、ファイルの拡張子に紐付いたアプリを削除する方法

レジストリエディタを使って、ファイルの拡張子に紐付いたアプリを削除する方法を解説します。

(注意)この操作については、基本的にお勧めしません。レジストリエディタを操作することについての危険性を理解している人だけが、実行して下さい。

レジストリエディタを開きます。スタートメニューを開いてから「レジストリ」と入力すれば、ショートカットが表示されるので、そこから起動出来ます。

画面上部のアドレス欄から、下記レジストリを入力して、キーを開きます。「.hoge」の箇所は、変更したい拡張子に応じて書き換えて開いて下さい。

コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\FileExts.hoge\UserChoice

上記SSで例として入力しているのは、前項で操作していた「.hoge」という拡張子のキーです。

それぞれの拡張子のキーに対し、Windows11の標準設定アプリケーション以外で紐付けられたアプリケーションが存在する場合のみ、配下の「UserChoice」というキーが作成されています。

乱暴ですが、この「UserChoice」というキーを削除してしまうことで、この拡張子に紐付けられたアプリケーション情報を削除することが可能です。

但し、拡張子に紐付いたアプリケーションの設定は、このレジストリキーだけが管理しているわけではなく、下記レジストリキー配下でも管理されています。

(1) HKEY_CLASSES_ROOT
(2) HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes
(3) HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes

他レジストリキー同様に、(1)がカレント、(2)がデバイス、(3)がユーザに紐付いています。 (2)、(3)のキーの値を変更すると、(1)にも反映されますが、逆に(1)を更新した際などには、連動していないようです。

前項などの画面操作で、エクスプローラから拡張子に紐付いたアプリケーションを変更しようとした際に、参照されるのは最初に紹介したキーですが、上記のような仕組みに伴い、すべてのレジストリキーをつじつまが合うように手で編集するのは、非常に手間がかかりますし、とてもリスキーです。

ですので、著者としては備忘録ブログであるという性質上、操作方法と技術情報を残していますが、このレジストリ操作は、基本的にお勧めしません。

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カレー好きなおっさんです。いい年してるので、ほんのりやさぐれています。

GamerProf.

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