半年近くの在宅勤務が続くに至り、このたび遂に腹をくくって椅子を購入した。
さて今迄は何に座ってたかというと、それは相方が一緒に暮らす時に持ち込んだ、見目麗しいパイプ椅子であり、それに座り続けることは、ここ半年の在宅勤務で、腰に対してハードM過ぎる事が、身を持って体感できたからだ。
そういえば、10年以上前の昼の仕事で、長机とパイプ椅子に並んで座ってコーディングをするという、それはもう酷い現場があったのだが、そこで得た知見はパイプ椅子は長時間座るとヤバいということ!
それはもう間違いなく腰がヤバい。
しかも座っている当人も経年劣化で、若い頃よりもおっさん化が進んでいるというのに、今更パイプ椅子はヤバい。ヤバいヤバい連発で語彙力が急激に下がってる気がしてくるくらいの危険度だ。
とはいえ、高級品を買う気概もなく、今回はひとまず安めのモノを購入してみることにしたのだ。
さあ、どの椅子にしよう? という選定にあたって考えたポイントは以下の通り。
いざ書き連ねてみると、IT土方的には、機能要件と非機能要件が、ごっちゃに混ざっている気もするが、プライベートなので今は気にしない。
肘掛け欲しい。
腕重たいので。
PVレザー等の合皮素材は却下。
PVレザー等の合皮製は、高温多湿な我が家の環境下だと、加水分解による劣化が激しいので、採用を避けたい。 なにせ我が家では1年でクローゼットに入れっぱなしの合皮レザージャケットがぼろぼろになるのだ。事故物件さながらの怪奇現象が起こる我が家だが、こればっかりはきっと高温多湿のせいだ。
数年は使い続けたいアイテムである椅子の表面が、そういう風に劣化してしまうのは非常につらい。
ファブリックかメッシュ素材が良い
太ももに汗をよくかく体質なので、蒸れる素材も辛い。要は通気性が欲しい。タオル敷いてもいいんだが、それはそれで暑いし、座り心地も悪い。
───あー。こうしてあげてみると結構贅沢だな、私。
ともあれそんな条件で、市場に並んでいる安価な椅子を眺めると、必然的にアイテム数が絞れてきた。
素材はファブリックか、メッシュ。 と、決めた時点で、ほぼゲーミングチェアに絞られた。
オフィスチェアのメッシュ素材というと、有名ブランドのアレとかソレがあるけども、市場にあふれるそれらの劣化コピー版は、長年のリーマン経験から客先でいろいろな椅子に座ってきたけれど、その手の類似品にはどうにも良い印象がない。メッシュ素材のものを買うなら、やはり本家のハーマンミラーだ。
そういったこともあり、予算の都合で今回はメッシュは見送った。
かくして珈琲片手に数分の検討の結果、今回の椅子はめでたく↓のGTRACING GTBEE-RED となった。 GTRACINGは、公式Webに商品紹介のページが無くて通販ページにリンクしているだけだから、素直に自分のアフィリンクを貼ったのは勘弁して欲しい。
Amazonは、目ぼしい商品をkeepaでwatchしておけば、指定した価格まで落ちたらalertが届くので、こういう場合は、アマゾンでの買い物が楽だ。
小一時間少しでも安価な商品を検索して回る工数を考えれば、最低価格に拘る程の価格差によるお得感はこの価格帯には無いし、ちなみにアマゾンではタイムセールをやっていたタイミングで購入したので、通常価格よりも3000円ぐらい安く買えた。配送も5営業日程度なので、すぐ届く。
肝心の使用感だが、私個人の体格はそんなに大きくないので、なんなら胡座をかくことも出来るくらいには、座面が広い。
そういう点で、ホールド感は無いのだが、それは購入前に寸法を確認した時点で折込済み。自分の場合、肩幅だけは何故か無駄に広いので、横幅は広い方がしっくりくる。
品質という面では、約15,000円程度という価格の安さを考えれば、至極及第点だ。
使い続ければ金属部のジョイントはそれなりにきしんでくると思うが、それは分解してグリース塗るなどのメンテをすれば良いだけの話。
裏部にはジッパーがついていて、分解すれば外カバーは外せるようなので、折角のファブリック素材なのだから、なんならまるっと洗濯するのもありだろうし(洗濯カバーには入れたうえで洗濯機を回したいが)。
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