MINECRAFT DUNGEONSは、かの有名なMojangのMinecraftのスピンオフタイトルであり、実は古風なゲームデザインを踏襲した、俗に言うハクスラ[^1]ものです。
Minecraft Dungeons について | Minecraft
主人公は英雄となって、不幸な過去で屈折してしまったまま強大な力を身に着けてしまった、邪悪な村人の討伐に向かいます。実に古典的なフォーミュラですが、そもそもが抽象的なマイクラ世界において、そこはあまり重要ではないです。
このTIPSでは、リリース日にMINECRAFT DUNGEONSを私がプレイした際に気がついた、簡単なヒントとテクニックを紹介します。そもそも、丁寧なチュートリアルと、シンプルなシステムで覚えることの少ないゲームではあるのですが、シンプルであるが故に気づきが多いものは、案外身近にもあるものです。
[^1] ハクスラという言葉の定義についての論争は別にして、まあそういうジャンルということです。
装備とエンチャント
チュートリアルで、不本意にも最初の剣にエンチャントをされてしまいますが、装備に付与したエンチャントは、その装備を回収(わかりにくい日本語ですが、いっそ分解と思えばいいです)することで、回収できます。
もしレベルが上がって新しいエンチャントポイントを得たら、とりあえず付与できるだけのポイントは使い切り、より良い武器が手に入ったら、昔の武器は回収して、エンチャントを新武器に付与し直しましょう。
エンチャント出来るスロットは、各武器によって異なり、最大3スロットまであります。
将来、より良い武器を手に入れると思いますが、その時は、ダメージも大事ですが、まずはエンチャントのスロットを確認して下さい。エンチャントスロット数が1であるか2であるかは、多少のダメージ値が劣っていたとしても、スロット数2の方を選択すべきです。
武器防具には、コモン、レア、ユニークなどがありますが、コモンとレアの差はあまり気にする必要がありません。手持ちの同レベル帯のレア武器より、コモン武器の方がエンチャントスロットが多ければ、そちらを採用すべきです。
道中について
MINECRAFT DUNGEONSでは、道中に大量の敵が同時に出現します。一対一で敵と対峙できる機会の方が殆どないと思って良いでしょう。
つまりこのゲームの道中で重要なのは、俗にいうクラウドコントロール、対集団戦です。
アクションゲームでありがちなこの要素は、このゲームでもその対策はシンプルです。
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棒立ちしたまま、1対多で戦闘をしない。追い詰められるし、なんなら矢まで飛んでくる。
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多数を相手にする時は、地形を利用して、正面にいる敵が常にひとりになるように敵を誘導する。
これだけです。位置取りが勝負の8割です。
但し、このゲームの敵は、近接攻撃と遠隔攻撃を持っているので、遠隔攻撃を持っている敵がいれば、優先的に処理した方が良いでしょう。遠隔攻撃をしてくる骨は、レベルが適正であれば1発弓を当てることで事足ります。先制攻撃の1撃を花火の矢にして、敵軍をまとめて始末するやり口は、常に有効です。
しばらく進むと、すぐにエンチャンターが出てきます。こいつは謎のビームで敵のサイズとHPを超強化します。ですので、エンチャントされた敵を先に殴るのは得策ではありません。大抵は奥に引きこもっているエンチャンターから先に処理しましょう。この謎ビームは地形の壁も貫通するので、放置しておくとゲームに対する理不尽感も強まってしまうため、早めの対処が肝心です。
武器の選択について
腕白な男の子だったら、ロマンあふれる大好きな武器を使いましょう。
清楚な女の子だったら、かわいい武器で殴りましょう。
以上です。
とは、いかないのが世の常なのですが、古今東西、どんなゲームでも好きな武器を使った方がモチベは上がるでしょうから、まずはそれがオススメです。
でももし、そんな浪漫みたいなものは、そこいらの犬にでも喰わせておけ、効率とDPSこそがすべてだ。という合理主義の塊のような方には、いくらかの選択肢があります。
クレイモアとグレイブを使ってみましょう。重たくて、攻撃判定の発生も遅い武器ですが、攻撃範囲がものすごく広いのが特徴です。どのくらい広いかと言えば・・ ちょっとした壁を貫通するくらいです。
つまり、地形でひっかかる箇所や、薄い壁などがあって、そこに敵がひっかかれば、地形や壁の反対側から、これらの武器は一方的に、敵を殴ることが出来ます。矢は地形を貫通しませんが、剣先は貫通するのです。不思議です。ファンタジーです。
※最初のキャンプのダミー人形を殴ってみると、グレイブならこれぐらいの距離でも当たります。
この、地形にひっかかる、というのは他の武器を使う際でも重要な点です。
例えば終盤の槍を使う敵などは、攻撃間合いが広く、クレイモアやグレイブの突きと同じくらいの判定を持っています。こういった敵が複数いる状況で、正面から殴り合ってしまうと、ヤバいキノコ[^2]でもキメてない限り、まず殴り負けます。
そこで、曲がり角などの地形に敵をひっかけて、壁を貫通して殴りかかることで処理するのです。
[^2] シロタマゴテングダケ。長柄武器の欠点である、振りの遅さを一瞬で解決する浪漫アーティファクトです。DPSを跳ね上げる為、殆どの雑魚の始末、ボスへのラッシュで役に立ちますが、効果が10s程度に対し、クールタイムが30sもあり、運用も難しめ。
ボスについて
適当なタイミングでふらっと現れる中ボスと、ミッション終盤にはボスが待ってます。
ボス以外の雑魚についても言えることですが、最初の強襲後、敵がまだ生きていた場合は、手痛い反撃を喰らいます。ですので、倒しきれなかった場合は、いったん下がって仕切り直し、アーティファクトのクールタイムを稼ぐ等の時間稼ぎをした方がいいです。
エンダーマン以外の中ボスは、基本的には体力が多いだけの雑魚です。
ただし、敵召喚をしてくるタイプだけは要注意で、雑魚敵を中ボスの前に壁の様に召喚してくるため、ボスに攻撃を当てるには、召喚された雑魚を素早く処理できるだけの攻撃力が必要です。召喚された雑魚の対処だけで精一杯だと、そのミッション攻略はレベル的にまだ早いかもしれません。それでもゴリ押ししたい場合は、花火か角笛、輝く羽の運用がオススメです。
沼地の壺が召喚する雑魚敵が辛い場合は、後述する盾のトーテムも有効です。ヤバい茸と併用して、ポーション呑みながら一気にボスのHPを溶かしましょう。無限にポップする雑魚スライムすべてを、相手にする必要はありません。
押すなよ、絶対に押すなよ
いくつかの攻撃は、ノックバックが発生します。敵の攻撃も、自分の攻撃も、です。
代表的なものだと、弓矢の貯め攻撃、花火、角笛、長柄武器の攻撃とかになるでしょうか。
このゲームは、マップ外の地形に落下すると、自分は定量ダメージで復活、敵は即死します。そう、即死です。マップによっては、それを有効に利用することが出来ます。
沼や鉱山で、落下したことはありませんか? 面倒な敵はどんどん落としましょう。中ボスのゴーレムですら、落ちれば即死します(ダイヤも奈落に落ちていきますが・・)。一部の弓のノックバック効果は強烈なので、ここぞという時に、使いまくりましょう。
それでも死ぬんだけど
死因の上位としては、ボスの重すぎる一発の大ダメージもそうですが、殆どの場合、大量の弓兵による一斉射撃や、大量の敵によるタコ殴りです。これらの攻撃は、こちらのHPが瞬時に蒸発します。
骨の弓攻撃に対しては、序盤であれば動いていれば当たらないのですが、終盤のミッションになると、骨の射撃はこっちが歩いていても必中です。見てからローリング回避できる豪の者なら話は別ですが、予備動作のない骨の狙撃を回避するのはほぼ無理です。
近接攻撃してくる敵に比べ、遠隔攻撃してくる相手は基本的にプルしてくるのが難しく、大群で待ち構えていることに気づいている場合は、飛び道具バリアとなる盾のトーテムのポイント運用が有効です。一瞬で効果が切れるこのトーテムですが、どんなにアーティファクトレベルが低くても、格上の敵射撃をすべて無効化します。無効化してからは・・腕の見せ所です。ゲーメスト風に言えば、そこは気合で突破。
それと、ミッション中にたびたび邪魔に現れる、悪い村人の登場シーンのイベントは、敵群を掃除するたびに、自分の周囲からランダムな箇所に敵がわきます。そうなると、もう事前の位置取りもへったくれもありません。生きろ。
悪い村人の登場シーンもそうですが、ミッションマップは固定です。補給箱の位置や、ハメられる地形などの位置は覚えてしまいましょう。どうせ装備堀りのためにハムスターのように周回することになるのですから・・
終盤に現れる、ゴーストなどの継続エリアダメージを与えてくる攻撃にも要注意です。範囲にいると数秒でHPゲージが溶けます。特に、移動した後にダメージ床を残していく騎士はもう最悪です。優先的に倒しましょう。
終盤の強雑魚は、ほとんどエンチャントがかかってます。特に激昂などで攻撃速度が上がっている敵は、危険度がヤバいので、要注意です。エンチャントされている敵は、画面上部に情報が出るので、散眼でチェックしておきましょう。これに対して、エンチャント敵にだけ強いエンチャントというのもあるので、準備しておくと有利に立ち回れるかもしれません。
ソウルビルドについて
装備のいくつかには、ドクロマークのアイコンがついたものがあります。
ソウルギャザリングという特性がついたそれらの装備では、敵にダメージを与えたり、敵をキルしたタイミングで魂のようなものが、主人公に取り込まれます。そうして溜め込まれた魂を消費して、回復などに使うことができるアーティファクトがあります。
残念ながらこのアーティファクト単体では、敵の落とすソウル量が少なく、回復の効率が悪いのですが、他の部位、武器と防具と弓にソウル吸収系の効果を持つものを装備すると、話が変わってきます。
敵を殴りながら、ソウルを回収し、高頻度の回復をしながら進めていくスタイルのビルドですが、不滅のナイフがコンボ無しの単発の刺突攻撃しか持たないので、攻撃力が不足しがちです。ボイドコールでスネア系の足止めを駆使しながら無限のHPを使ってゴリ押しをしていく感じのプレイスタイルになります。
参考までに例を。
武器:不滅のナイフ(確率でソウル回収。+2ソウル回収)
防具:ソウルローブ(ソウル回収+100%)
弓:ボイドコール(+2ソウル回収)
アーティファクト:ソウルヒーラー(+1ソウル回収。ソウルが必要)
ただし、雑魚敵を召喚しないゴーレムのような相手だと、ソウル回収の効率が悪く、後手に回るのでそういう相手にはオススメしません。
それと、ソウル回収の際に表示される人魂みたいなのは、COOPを組んでいる他のPTメンバーの画面には表示されないので、ソウル回収が捗っているかは本人しかわかりません。やったね!
他にもソウルビルドについては、ソウル消費で使えるアーティファクトが他にもあるので組み合わせは多いです。
さて。駆け足でしたけど、マイクラダンジョンズ、どうでしょうか。
私はとりあえずXBOX ONE版で、GAME PASSを利用して相方と楽しく遊んでます。
若干底が浅いのが気になりますが、カジュアルに気分良くCOOPでハムハムできるハクスラは、常に不足気味。重いのも勿論いいですが、こういう能天気なタイトルも、もっと欲しいですなあ。しみじみ。
Written with StackEdit.
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